光がまぶしく感じる病気には、どのようなものがあるのでしょうか?通常、明るいものを見ると人はまぶしく感じるのですが、それが過敏になると病気の可能性があります。どのような病気があるのか解説していきます。

眼精疲労

眼精疲労は、慢性的に続く目の疲れです。目を酷使して疲れても、ゆっくり休むと次の日に回復している状態は、ただの疲れ目です。眼精疲労の場合、ゆっくり休んでも症状が続いてしまいます。
眼精疲労の症状は、目の痛みや疲れ目、ゴロゴロするなどの違和感、その他全身的な症状として頭痛や肩こり、吐き気などがあります。見え方にも異常が現れ、かすんで見える、焦点が合いにくい、光に対してまぶしく感じるなどの症状がでてきます。
眼精疲労の治療は、自分で解決しようとせずに眼科で相談することをおすすめします。

強膜炎

眼球の白目(結膜)よりも内側に、強膜と呼ばれる膜があります。この膜に炎症が起こった状態を強膜炎といいます。
原因は不明のものが多いですが、自然治癒する場合もあります。強膜炎には、上側のみの上強膜炎と、さらに内部を含んだ強膜炎にわかれます。強膜炎の方が症状は重篤で、まぶしさや視力障害を引き起こします。重篤な強膜炎は、間接性リウマチや膠原病に多いのが特徴です。

虹彩炎

虹彩とは、いわゆる茶目のことです。この部分に炎症が起こった状態を虹彩炎といいます。この部分に炎症が起こると、目の痛みやまぶしさの症状が現われます。

ぶどう膜炎

「虹彩」「毛様体」「脈絡膜」の3つを合わせて「ぶどう膜」といいます。つまり、先ほど説明した虹彩炎も、ぶどう膜炎の一種ということになります。では、なぜぶどう膜と呼ばれるのでしょうか?それは、3つの組織がメラニン色素を多く含んでおり、血流に富んでいるという共通性があるからです。
ぶどう膜炎は原因不明のものもあります。
ベーチェット病やサルコイドーシス、フォークト・小柳・原田病が我が国の3大ぶどう膜炎の原因とされています。ぶどう膜炎にはまぶしさの他、視力低下、飛蚊症を伴うことがあります。自然治癒することもあれば、難治性で失明に至るような重篤なぶどう膜炎も存在します。ぶどう膜炎が疑われたら、放置せずに眼科を受診しましょう。

光視症について

光視症とは、急に稲妻のような光が走って見えたり、キラキラしたような星が見えたりする症状のことです。飛蚊症とよく似ていますが、飛蚊症の場合は黒い蚊のようなものが飛んで見えたり、黒い点が急に見えたりすることなので、少し光視症とは違います。

光視症は、目の中にある硝子体と呼ばれるゼリー状のものが、加齢により網膜から引き離されるときに起こりやすいです。網膜から硝子体が簡単に離れる場合には光視症は起こりにくいのですが、網膜と硝子体の癒着が強い場合は、硝子体が引き離されるときに網膜に強い刺激を与えてしまいます。

もしも、光視症が出現した後に、飛蚊症が多くでたときには網膜裂孔(れっこう)が出来ている可能性があるので、放置してはいけません。網膜裂孔とは、網膜の一部分に孔(あな)ができている状態です。網膜裂孔を放っておくと、その孔から硝子体が入りこみ、網膜剥離となります。網膜裂孔の段階で発見できれば、周りにレーザーを打つことで硝子体が孔に入り込むことを防げますが、網膜剥離になってしまうと治療には大きな手術が必要になりますし、手術しても視機能が回復しない場合もあります。光視症が出現した後に飛蚊症が出現した、もしくは光視症の症状が続くときには、眼科を受診して眼底検査をしてもらいましょう。

その他、光視症の原因としては片頭痛によるものや、脳血管障害によるものもありますので、症状が続くようなら病院を受診することをおすすめします。