中心性漿液性脈絡網膜症

対象物が歪んで見える中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょう)は網膜の中でも特に視力に影響を与えている黄斑という部分に水膨れが生じ、視力が低下してしまう病気です。中心性漿液性脈絡網膜症は20代~50代の男性に多く、ストレスや過労が重なった時に発症しやすいとされています。
主な症状としては視力低下や物がゆがんで見える、小さく見えるなど「物の見え方」に異常をきたす場合がほとんどです。
中心性漿液性脈絡網膜症はそのまま放置していても数カ月で治ることがほとんどとされていますが、症状が悪化した場合には投薬治療やレーザー治療が行われることもあります。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は年齢に伴って網膜の黄斑が徐々に変化し、視力や視野に異常をきたしてしまう病気です。日本では比較的症例数が少ないのですが、欧米では失明の原因疾患の第1位とされ非常にポピュラーな病気です。
代表的な症状は、物の中心がゆがんで見えたり、見えにくいと感じるというものです。加齢黄斑変性は喫煙や偏った食生活によって発症の確率が上がるとみられており、症状が進行した場合の根本的に治療方法が確立していないため、普段から予防のために生活習慣には気を使うことが大切です。中でもβカロテン、ビタミンC、ビタミンE等の栄養素を意識して摂るようにすると、発症の確率を下げられることが分かっています。








網膜色素変性

網膜色素変性は網膜に異常をきたし視力低下、視野狭窄などの症状があらわれる病気の1つで、遺伝的要素が強いとされています。その他、夜道や暗いところで物が見えにくくなるなどの「夜盲」という症状があらわれることも確認されています。
網膜色素変性はとてもゆるやかな進行性の病気で、病気の進行速度には個人差があり中には数十年かけてゆっくりと進行していく場合もあります。
残念ながら現在根本的な治療法が確立されておらず、病院では症状の進行を遅らせるために内服薬を飲む治療がメインになります。

飛蚊症

飛蚊症飛蚊症とは物を見ている際に、視野の中で黒い虫のような物体が動いているかのように見える病気です。飛蚊症は生理的で一時的なものもあり、多くの場合はそれほど心配ありませんが、網膜剥離の合併症としてあらわれる場合もあります。
そのためまずは飛蚊症が生理的なものなのか、網膜剥離を発症しているものなのかを確認する必要があります。そのため黒い虫のような物体の数が急に増えたり、範囲が増えたという場合にはすみやかに病院を受診するようにしましょう。